インスタ映えって何?×××なの??
こんにちは!果物牛乳です。
今回はあんまり穏やかじゃない記事です。
お許しくださいね。
皆さんは「インスタ映え」という言葉についてどう思いますか?
私は大っっっっっ嫌いです…
インスタ映えという言葉があること自体は別にいいんです。
滅びてほしいのは、「バエ~~~♪」とか言いながら何でもかんでもパシャパシャ撮る人々と、そういう人々の注目を集めるべくインスタ映えインスタ映えと騒ぐメディアです。
なぜインスタ映えという言葉が嫌いなのか、冷静に頭の中を整理してみました。
それがこちら。
1.「行き先で撮る」んじゃなくて、「撮るために行く」って…
インスタ映えするものを撮るために、観光地に行って、話題のスイーツ店に並んで…って、本末転倒だと思うんです。
写真って、散歩中に出会ったお花に心惹かれたとか、お店ですっごくふわふわのオムライスが出てきて感動したとか、空を見上げたら夕焼け雲がきれいだったとか、そういう時に「あ、撮りたい」って思うものじゃないでしょうか。
インスタにアップするものを撮るために、友達の予定を無理やり空けさせて、交通費をかけて現地に行って、撮るだけ撮ったらゴミ箱に捨てる(あのアイスの件とか)。バカじゃないのかと思います。お店の人とか作ってくれた人のこと、何とも思ってませんよね。
インスタに上げるの!いいねが欲しいの!だから早く並んで買わなきゃ売り切れちゃうの!って…イタイです。
2.被写体じゃなくて私を見て!な自己顕示欲
私にとっての写真って、被写体の魅力を伝えたくて、もしくは思い出や記録に残したくて撮るものなんです。
お花や料理や景色の、色、質感、雰囲気…そういったものにどうしようもなく惹かれたときだけシャッターを押します。
「誰かに見せたいな」とか、「この一瞬を切り取りたいな」とか、そんな気持ちです。
インスタ映えインスタ映えうるさい人って、そのアイスを食べてる「自分」とか、その有名な観光地に行ってる「自分」とか、そのバッグを持ってる「自分」とかをアピールしたいだけなんですよね。いいね!が欲しいから。自己顕示欲を満たしたいから。
話題のパンケーキに並んでる私おしゃれでしょ!遅れてないでしょ!みたいな。
私だったら同じパンケーキでも、おいしそうな焦げ目とか、メープルシロップを垂らす瞬間とか、添えられたフルーツの輝きとか、そういうものの可愛らしさを伝えたくて撮ると思います。あとは純粋に味わう。
あと、何なんでしょう、あの、顔に犬の口とか鼻をつけるアプリ。
女子高生ならまだしも、OL世代以降がやるととんでもなくイタイです。
3.メディアまでインスタ映えに乗っかっている現実
インスタ映えインスタ映えと騒ぎ立てる人たちが蔓延しているのは、100歩譲って許しましょう。実生活ではそういう人たちと関わりがないから。
でも最近では困ったことに、旅行雑誌もテレビもWebメディアも、こぞってインスタ映えを求める人たちにベッタベタに媚びているんです。
たとえば、東京の情報を集めたくて、旅行雑誌のコーナーに行きます。
すると、表紙にデカデカと「TOKYOインスタ映えスイーツ特集」とか書いてあって、背筋が寒くなります。
まあいいか…と苦笑いしつつ中を見ると、お店のイチオシメニューが「どのあたりがインスタ映えするのか」という解説と共に載ってます。撮る角度までマジメに説明してるのが余計に草生える…
「これ食べられるの?」と思ってしまうカラフルなホイップクリームとか、チョコソースをかけるとチョコの膜が溶ける、あのでっかくて丸いチョコレート(よくわかんね)とか。
たぶん、食べたらおいしいんでしょうけど。
私、将来イタリアに行きたくて情報誌を買ったんですが、見出しがしょっぱなから「イタリアフォトジェニック世界遺産」。
ヤな予感がしてページをめくると、各世界遺産の紹介とともに、いちいち「インスタにアップしよう!」と小窓で見どころがピックアップされてました。
眺めるだけで「はー…」と素敵な気持ちになる写真が、余計な注釈のせいで台無しです。
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今回の記事を書いてわかったこと
①文章で頭の中を整理するのは楽しい
②好きなものの魅力を伝えるんじゃなくて、嫌いなものをこき下ろす記事はあんまり素敵じゃない
③やっぱりインスタ映えキライ
特に②はでかかったので、ネガティブな記事はあんまり書かないことにします~。
お付き合いいただきありがとうございました。
今日は以上!
ではでは!