肉じゃがコロッケ定食

宮城県仙台市でがんばる駆け出しライター・果物牛乳の人生観丸出しブログ。毎週火曜・木曜にゆる~く更新します。

精神障がい者枠で1年働いてみて思ったことを率直に言う

f:id:xo3x5ox:20180808182222j:plain

こんにちは!果物牛乳です。

 

皆さんは今の職場で、どんな雇用形態で働いていますか?

正社員、パートやアルバイト、契約社員などいろいろな方がいらっしゃると思います。

 

でもほとんどの方は、「健常者」として働いていますよね。

 

私は今の会社で、「精神障がい者」枠で働いています。

 

びっくりされそうなので、初対面の人には話しません。

 

親しい人には話していますが、家族も友人も恋人も「普通と変わらないよ」と言うし、障がい者として扱われたことはありません。私自身も、普通の人と全く変わらない健康な毎日を過ごしています。

 

でも、障がい者手帳は持ってるし、障がい者枠で働いてる。

 

そこに矛盾を感じてモヤモヤしているので、

素直な気持ちを吐き出してみたいと思います。

 

私が精神障がい者になるまで

こちらで書いたように、私は今の会社に来るまで、短期間の転職を繰り返していました。

 

上司が怖い、同僚が怖い、会社に行くのが怖い。

 

心身ともに追い詰められた私は「自分はおかしいんだ」と感じ、障がい者の就労移行支援事業所に通うことを決めました。

 

でも事業所に通うためには、お医者さんの診断を受けて、障がい者手帳を取らなければなりません。

 

もともと障がいが分かっていて手帳を持っている人ならスムーズなのですが、私はそれまで健常者として働いてきたため、新しく手帳を取らなければなりませんでした。

 

なんだか、無理やり診断書を作ってもらって、無理やり障がい者になるみたいな流れに、「ん?」って思っていたんですけどね。

 

診断はADHD(注意欠陥性多動性障害)でした。

 

事業所に通い始めたころはいろいろな不安を抱えていたぶん、「精神障がい者」としての自分に甘んじていたと思います。

 

就労支援事業所にしか頼れなかったから、「手帳がなきゃ通えないんだ!働けないんだ!」って、「障がい者でいること」に必死だったのを覚えています。

 

健常者にも障がい者にもなりきれないのってどうよ

しかし、あれから1年数か月たった今、周りも私も180度変わりました。

 

通院もしていない、薬も飲んでいないどころか、

毎日幸せで心穏やかです。

 

あんなにひどかった過食症も治りました。

 

人と話すときに怖気づきません。

 

「私は私だ」と思ってるし、自分は生きてるだけで価値がある存在だと思ってます。

 

夢中になれる趣味も見つけて、サークルなんか入ってます。

 

さらに出社型から在宅型に戻ったためか、とても心が安定しています。

 

思えば手帳を取りたてのころから、周りに「障がい者には見えない」と言われてきました。

まあずっと、明るく前向きに生き、笑顔を振りまく努力をしていたせいもあるでしょうが…

 

でも棚の奥には、緑色の手帳が入っている。

 

私はこれを見るたびに、「あ、私障がい者なんだった」って思うんですね。

 

普通に、元気に、幸せに生きてるはずなのに、この手帳が足を引っ張る。

 

なんだかどっちつかずで、やりきれない気持ちになるんです。

私は普通なの?障がい者なの?って。

 

生き生き働ける場所にいれば、障がい者にはならない

去年の暮れに冷静に分析したら、もともと診断を受けたADHDの特徴には当てはまらないことが多かったんです。全く多動ではないし。

 

そこから疑問を感じて、メンタルクリニックや個人でいろいろな心理検査や自己分析をやってみました。

 

でも、いまだに私は自分が持つ障がいが何なのか、

そもそも本当に障がいを持っているのか分かりません。

 

あるメンタルクリニックでは、自閉症っぽい傾向があると言われました。

自分の世界や好きなものに譲れないこだわりがあるから、その辺りが関係していると思います。

 

そして私、HSP(敏感体質)の特徴にもすごく当てはまっているんです。

・他人のストレスの影響を受けやすい

・大きな物音や声、強いにおいが嫌い

・周りで多くのことが起こると神経が高ぶって不快になる

とか、まさに私のことですし。

 

結局どれなの?という感じ。

 

考え抜いて、自分の中で出た結論はこうです。

 

「私は精神障がいなんか持っていなくて、自分が何をしたいのかもわからずに選んでしまった“合わない職場”で辛い経験を重ねるうちに、心の病気になってしまっただけ」

 

「自分が何を好きなのか、何をやりたいのかに向き合って、今持っているような将来の目標に向かって働き方や仕事を選べていたら、“障がい者”になることはなかった」

 

 これから就職する人に全力で伝えたいこと

とにかく、自分に向き合ってください。

 

何が好きで、何が嫌いなの?

何がやりたくて、何をやりたくないの?

どんな生き方をしたいの?

どんな人たちと、どんな風に働きたいの?

何をしてる時が一番わくわくするの?

将来どうなりたいの?何をしたいの?

自分のいいところって何なの?

 

上記のようなことを暇さえあれば考えてください。カフェで本読みながらでも、お風呂に入りながらでも、ドライブしながらでも、つまようじで歯をほじりながらでも、ひたすら考えてください。その上で、就職してください。

 

そしたら、私のように遠回りしなくて済むはずです。

心と身体を大切にできるはずです。

 

自分がいちばん素敵だなって思える仕事、働き方、仲間を、自分でつかみに行ってください。

 

これはほんとに、声を大にして伝えたいです。

 

 

ふ~疲れた!

 

なんだかうまくまとまってないけど、今日はここまで。

 

ではでは!