【変な虫との邂逅】遥かな尾瀬に行ってきた・後編【鬼のように暑い南会津】
こんにちは!果物牛乳です。
前回に引き続き、旅行のレポートをしたいと思います。
後半も盛りだくさんでしたw
では、いってみましょ~
【山小屋さんありがとう、いってきマッスル】
人生初、山小屋で朝を迎えました。
5時前に起きて朝の尾瀬沼へGO。
水面が、燧ケ岳の緑を映して本当にきれいです。
しかし、さっっむいwww
日中は普通に暑いのになぁ。
ハナたらしながら山小屋に戻って朝ご飯。
ウインナーとか温泉卵とか、ほっとするおかずばかりです。
イワナの甘露煮がとってもご飯に合う味でした。
よく見ると、畳に水芭蕉が!
なんだかキュンとしました。
しかし、でっかい尾瀬沼の周りを1周するのはかなり大変でした。
2時間はかかったかなぁ…
木々の隙間から水面がキラキラしていました。
足元を見ると、人知を超えたデカさのナメクジが。
ちょっと中身が出てたので、たぶん先頭を歩いてた父が踏みました。
沼をぐるりと一周すると、休憩所があります。
おじちゃんが売ってくれた冷た~い今川焼がおいしかったです。
【無事に下山!おつかれでした!】
休憩所までかなり歩いたけど、ここからも長かったです。
帽子のせいで頭は蒸れ蒸れ、
足はパンッパンwwwww
でも空気が澄んでて、草の匂いがして、とっても気持ちいいです。
小川をのぞいてみたら魚がいました。イワナかな?
すいすい、気持ちよさそうに泳いでます。癒されます。
このあと甘露煮にされちゃうんだろうなぁ…(台無し)
【2日目のお宿にin】
ヒィヒィ言いながら尾瀬沼一周を成し遂げ、無事に下山した私たち。
道の駅でお土産買ったり、栃みつアイス食べたりしました。
2日目に泊まった温泉旅館は「花木(かぼく)の宿」というところなんですが、おととしの家族旅行でも来たことがあります。
仲居さんが私のこと覚えててくれてびっくり。うそだろ…
風情があるけど、決して「ほらいい旅館だろ?趣があるだろ?」と押しつけがましい感じじゃない。
いるだけで心がほぐれていくような、奥ゆかしい旅館です。
お風呂に向かう渡り廊下は吹き抜けになっていて、
中庭に季節の花が思い思いに咲いています。
しかも、きちっと手入れしてある感じじゃなくて、アジサイの中に一本だけ黄色い花が咲いてたり、青っぽい草花とオレンジ色の百合が仲良く咲いてたり。
植える場所をしっかり区切らず、まばらに、自由に咲かせている感じというか。
たぶん旅館で植えたやつと、どこかから種が飛んできたやつが一緒に咲いてるんじゃないかな。
なんだか「置かれた場所で咲きなさい」という本のタイトルを思い出しました。
【温泉とご馳走でまったり】
朝風呂は本当に気持ちがいいですね。
露天風呂につかりながら鳥のさえずりや川のせせらぎを聞いて、山の緑を眺めて…ってしてると、もう下界に帰りたくなくなります。
ところで私、旅行するたびに思うのです。
どうして温泉旅館の食事って、こんなに繊細なんだろうって。
小さなお花の形の小鉢に、ちょっとずつ煮付けや和え物、おひたしなんかが入ってて。
食べる前にうっとり眺めちゃいますよね。
生、揚げ物、焼き物、蒸し物、油炒め…と調理法もいろいろだし、
お肉、魚、芋、豆腐、野菜…と素材の数も数え出したらきりがない。
確かに和食って、無形文化遺産だなぁと。
ちょっとずつ、いろいろなものが食べられるのがうれしいです。
気がついたらお腹パンパンなのだけど。
にしても、布団のわきをのっそのっそ歩いてた小さいカミキリムシはどこ行ったんだろう。スリッパでたたこうと思って持ってきたら、いなくなってたんだよね。ひと晩一緒に過ごしたねおそらく。
【南会津・大内宿へ】
宿を出てからは、「きらら289」っていう道の駅に行きました。
お買い上げ抽選会で南郷トマトジュースを当てた父が大喜びw
トマトかぶって赤いタイツ履いたお兄さんが
「南郷トマトで~す」って歩いていきました。
出オチ!!!
こういう役を任されるのって、地元の商工会の人とかなのかなぁ…w
南会津は空気が澄んでる上に朝晩の寒暖差が大きくて、
甘くて瑞々しいトマトが育つんだそうですよ。
そして私の最大の目的・大内宿へ。
ここは江戸時代からそのままの景色を残してる宿場町だそうです。
いつ来ても、かやぶき屋根が続くのどかな風景に心が休まります。
ちりめんの人形やお手玉、民芸品を売るお店もあれば、
蕎麦屋さん、だんご屋さん、味噌屋さんも。
この味噌だんご、甘じょっぱくてとってもおいしいんですよ~。
仕上げにもう一回甘味噌を塗って、こんがり焼いて渡してくれる心づかい。
古い建物を生かしたカフェなんかもあるので、幅広い年代が楽しめます。
川では、ラムネやトマト、きゅうりが冷えてますよ。
大内宿の夏の風物詩ですね。
お土産買った調味料屋さんのおばちゃんに、
「学校の先生ですか?」って言われましたw
そのときの私はというと
・花柄のワンピース(丈長め)
・カメラぶら下げ
・前髪ピンどめ
鏡に映してみたら確かにちょっと引率っぽかった。
両親といると子どもに返ってしまうからあまり感じないけど、私、先生でもおかしくない歳なんだよなあ。…と考えだすと一気に老けた気分になりますね。
おいしい空気と心洗われる景色、彩り豊かなご馳走、たくさんの人の優しさやあたたかさに触れた旅行でした。お父さんお母さん、ほんとにありがとう。
今度は私が両親を旅行に連れていけるようにがんばります。
ではでは!